砲金
砲金(ほうきん)とは銅(Cu)と錫(Sn)からなる合金で、腐食すると青みがかってくることから青銅(せいどう)ともよばれる。
銅に比べて強度があり腐食に強く、水道用バルブや古くは大砲の砲身に使われたことからこの名がついた。英語では bronze(ブロンズ)。
またこれにリン(P)加えたリン青銅はばね性にすぐれ、電極の端子などに使われている。地金の色は赤茶色。
主な需要家は、バルブ、伸銅メーカーなど。
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砲金コロ
・砲金鋳物の新屑もしくは解体物
・真鍮などの付き物がないもの
・真鍮と比べると赤みがかっている -
バルブ砲金
・本体が砲金、心棒が真鍮のバルブ状のもの
・鉄やコックなどの付き物がないもの
・本体が真鍮のものに注意 -
メッキ砲金
・砲金にメッキ加工してあるもの
・蛇口などを分解した本体部分に多い
・真鍮にメッキしてあるものに注意 -
込砲金
・砲金に付き物などの異物があるもの
・メッキものは込真鍮扱い -
リン青銅新切れ
・リン青銅の薄板ものの新屑
・棒材などは含まれない
・ベリリウム銅などの類似品に注意 -
リン青銅棒
・リン青銅の棒材
・銅に比べてやや茶色がかっている