雑品

雑品とは鉄などをベースに非鉄(主に銅、真鍮、被覆電線など)の付着のある、解体に人の手を要するものの総称である。

電炉メーカーなど鉄スクラップの需要家は、非鉄成分の混入を嫌う傾向にあり、かつて雑品に相当するものははシュレッダー加工向けとされ、あまり価値は高くなかった。

ところが2000年以降中国などの新興国では人件費等の解体コストが低く、かつ資源需要も旺盛なことから、需給双方が折り合い現在では主要な輸出品目となっている。

ただし2017年頃から中国の環境規制の影響から未解体物の輸出が難しくなり、国内で解体処理しなければならない状況になってきている。

 

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