弊社で扱っているスクラップで高額な部類に入る銅ですが、その中でも最も純度が高く高額なものは特号銅です。別名ピカ線とも呼ばれ、光沢のある銅線の屑を指します。しかし銅線の中にも様々な種類があり特号銅にならないものも存在します。そこで今回のテーマは特号銅の条件に付いて詳しく説明していきます。
① 光沢のあるもの
特号銅はピカピカと光輝いている線という意味からピカ線とも呼ばれているため、光沢があるものが大前提となります。焼き線や緑青(緑ががった銅特有のサビ)がないもの
② 一本の線が1.3㎜以上のもの
特号銅は歩留りの関係上、一本の線が一定以上の太さの基準を満たしていないといけません。その基準は業界では1.3㎜以上と決められています。被覆線の場合でもキャプタイヤなどの銅率の高い線を剥いても特号銅にならない為、雑線扱いになってしまいます。